豆知識

Q☆ 増水したら釣れなくなった。

水かさが増えると、鮎は警戒して、水が増え続けている間は、追わなく なります。 にわか雨や、ダムの放水など、一時的な増水の場合は、増水が終わり 減水方向に向かうと、とたんに釣れ出します。

増水が一時的なものか、増水が強くなるのかを見極めて、前者ならしばらく待てば回復します。 だんだん濁りが強くなったり、水かさがいつもより増してくる (こんなふうに) ようなら、早めに切り上げたほうが良いでしょう。

山間部で一人釣り行の場合は、常に遠くの山の上をみて、雨雲や雷雲の 観察が必要です。(いきなり鉄砲水のような濁流がおそうこともあるので) こういう場所では、とっさの時にそなえて、逃げ場を探しておくことが 事故防止に大事なことです。



Q☆ 引き抜きの竿尻はどのくらいの長さがよいのか

竿の硬さにもよりますが、中硬調竿で2尾もち上げると(80~100 ㌘級が2つ)かなりもたれます 竿を腕いっぱいに伸ばしても、鮎を膝よりも低い位置にしか持ち上げられなければ、取り込みに失敗する危険があります。

腰の付近まであげられるように調整が必要です。 自分に最も適した位置にするには、出漁する予定の河川の鮎のサイズ に(重さ)あわせた錘(ナイロン袋に砂や石を入れ調節)を実際に竿に ぶら下げて調整すると良いでしょう。

長くても竿尻から30㎝、、、あまり短か過ぎると、竿の反動で玉網から 鮎が飛び出してしまうので、竿尻いっぱいくらいが妥当でしょう



Q☆ ポイントはどうやって見つけるか

釣果を左右するポイントの見つけ方は、川から離れたところに 住んでいる者にとっては、おとり店で聞くか、ネットや新聞 情報で入手する以外にありません。

シーズンを大きく3つに分けて狙い目となる基本的なことを記しておきます。 3つに共通なことは、照り混みが続いて、苔がつき茶褐色になっている 石が沢山あるところを探すことが第一歩です。

他の釣り人に迷惑がかからなければ(川に入ることによって、鮎が散る)、川に入って 苔のつき具合を直接目で確認すると良いでしょう。

石が白っぽかったり、藻があったり、砂ばかりのところも避けて下さい。 砂地であっても、沈み石が点在し、石が黒光りしているところがあれば ここもポイントになります。

1. 解禁初期

解禁初期では、水温も低く、ほとんどの河川で、鮎は、縁の 石に縄張りはもちません。沖めの流心部にいます。へちにはみ跡があっても 対象にしないことです。

2. 盛期(7~8末頃)

この時期は石に苔さえついていれば、どこでも釣れます。(釣り人 も多いですが、、、)川のへち、瀬、トロ場、淵、床止めコンクリート、 護岸の見釣り、などどこでもよく釣れます。

夏場は遅くなって川に行くと、いいポイント付近は人ばかりで、入る隙間も 無いときには、誰もいないところをみつけ、そこが砂地でない限り、じっと ねばると思わぬ釣果も、、、、

いたるところがポイントなのですから むやみに川に入って魚を散らすより、「静」の釣りが好結果をもたらすで しょう。

3. 終期(9月いっぱい)

一雨ごとに川を下る時期になります。暖かい地方と寒冷地では終期 にも相当ズレがあります。

この時期は強い瀬よりも、流れの緩い少し水深のある瀬か、トロ場が狙い目になります。 強い瀬でも釣れないことはありませんが、数は望めません。

もっと終期になると、産卵のため下流の流れの緩い浅瀬に集結します。 さびた鮎(黒ずみ、皮がザラザラしている)が釣れるようになります。

この時期はメスをおとりにするとよいといいますが、メス、オス釣り比べた ことがないので、真偽のほどはわかりません。

ただ産卵時はどの魚もそうですが、自分の子孫を残すために、1匹のメス にオスが数匹すり寄って虎視眈々と、、、、だからメスに軍配?!

どちらが釣れるか試すのも可能ですが、、、でもこの時期の鮎は, 魚とはいえ、一生を終える生き物を、と思うとかわいそうで 釣りたくないですねー。来年の為にも。。。。

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