や行
鮎の輸送管
釣った鮎やおとりを生かしたまま入れて、移動するときに使う筒です。 最近は、袋玉網(玉網の底部にメッシュ布がついていて水もれしない)が あるせいか、めったにお目にかからなくなりました。
しかし30㎝足らずのこの筒、これに入れておとり缶や舟の場所まで移動し 筒を缶や舟の開口部にあてて逆さにすれば、釣れた鮎が 飛び出して逃がしてしまうなんてことなどまずありません。
ぶらぶら腰にぶら下げるとファッション性は落ちますが、(川で気取って どうなるものでなし、、、)便利な代物ですよ。
筒には、樹脂製と竹製がありますが、みっともないのを気にしなければ のりの筒缶でも良いし、ちょっと小さいが、お茶の缶でも使えます。
大物を入れると、しっぽが出ますけどね(^^)。ご愛嬌。 もうちょっとかっこ良くという向きには、竹製の自作をおすすめします。
節の長めの竹(もうそう竹でもよい)を直経6から7㎝(その土地で釣れる鮎のサイズに合わせて) を30㎝ほどの長さに切り、(片方は節をつけたままにしておくのですぞ)軽くするため竹の上皮を剥いで 出来るだけ薄くします。
紙ヤスリで滑らかにしたあと、鮎の絵でも書いて、自分のイニシャルでも刻み ニスを塗れば、オリジナル品が完成します。竹は乾燥したものを使うのですよ。